「初めて」を重ねて

8期生会 馬場昭子

 RSSCに入学すると、私にとって様々な「初めて」の経験が待っていました。

初めての「ゼミ」 
 修論を書くというワクワク感と、仕上げなければ・・という悲壮感。その同じ喜びや苦しみを分かち合うという仲間意識の芽生える場所。そして、一度芽生えたその意識は意外にも持続可能な関係となり、教室を離れた食事会、旅行などであっても居心地の良い居場所となり、現在に至っています。

初めての「NGO~キリマンジャロの会」
 故岩男寿美子先生は、アフリカ・タンザニアに女子中学校を設立しようと、一人奔走していました。「キリマンジャロの会(以後キリ会とする)」はこの活動を応援しようとRSSC先輩方の有志が立ち上げたのです。タンザニア・・女子中学校?馴染みのないキーワードへの好奇心も手伝って、RSSCサロンでの定例会を見学に行くと、岩男先生(当時80歳)が笑顔で迎えてくれました。定例会の内容は、時には専門的で難しく、理解しきれない部分もありましたが、その小柄な身体から飛び出すパワフルな計画と情熱に、あっと言う間に魅了されました。現在「キリ会」は古谷公文氏(岩男先生のご長男)を中心に活動中。メンバーとして非力な私ではありますが、岩男先生の想いに寄り添いながら[さくら女子中学校]を今後も見守り続けて行きたいと思います。
<キリ会活動については、リンクのウエブサイトをご覧ください。>

 「初めて」の話はまだまだ、ありますが、キリがないので終わりにします。そして、この「学び舎」で出逢えた先生、仲間と重ねた「初めて」に感謝し、人生100年時代を素直に生きて行きたいと考えています。

以上

この記事の投稿者

編集チーム 十四期生