去る10月15日(木)本科「基礎2」の授業にパラリンピアン大日方邦子氏をゲストスピーカーとしてお招きし、『パラリンピックがくれたもの』という題で、障がい者の積極的な社会参加とスポーツを楽しむ意義について講義をいただきました。大日方氏は、リレハンメルからバンクーバーまで5回の冬季パラリンピックに出場、長野大会滑降(座位)で日本人初のゴールドメダリストとなり、トリノ大会大回転(座位)での2つ目のゴールドメダルを含め、これまでに計10個のメダルを獲得するなどご活躍されてきた方です。
本授業は、一部専攻科生及び学部学生も聴講が許可されたこともあり、150名を超える参加者となりました。ご自身の経験を踏まえて、障がいのあるなしに関わらず、スポーツを通して我々がどれほど元気に楽しく過ごせるのかを熱く語る大日方氏の講義に、皆、シーンと聞き入っていました。
その後、パランピアンを応援するための寄付の呼びかけに、多くの皆様が応えてくださいましたことを、厚く御礼申し上げます。頂いたご寄付(総額107,000円)を後日、会社にお届けにあがったところ、大日方氏は額の多さに感激され、若いパラリンピアンの育成に有効に使わせて頂きます、ご寄付頂いた方々には心よりの感謝をお伝えくださいとおっしゃっていたことをご報告いたします。
私達は、1964年開催の東京オリンピック・パラリンピックを実際に見聞した年代です。2020年の次回大会に向けて、我々が受けたあの感激・感動を後世に伝え、大会が目的とする自ら学び行動できる国際感覚を備え、多様性を尊重し、共生社会の実現に貢献できる次の世代を育成しようという動きに参画する意義は極めて深いものがあります。特に、今回初めて教育指導要領に掲載されるパラリンピックのPRは私達のミッションではないかと思う次第です。
私たちは、「できる者が、できる事を、できる範囲で」お手伝いしようということで活動しています。サポートに協力してみたい、自分も一緒に考えてみたいという方がいらっしゃいましたら、どうぞお声をおかけ下さい。
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