『RSSC同窓会HPの更新に際して思うこと』

 この度は、「RSSC同窓会」(以下同窓会)第3代会長中島正昭さんの執行部のご英断で、読みやすく魅力的かつ効果的なホームページに更新され、特に、RSSCとのリンク、「RSSC社会貢献活動サポートセンター」(末尾注)の紹介や投稿が可能となったことは革新的で誠に喜ばしい限りです。これは7期生の同窓会新HP検討委員会が一致協力して立ち上げたものとお聞きしております。

 さて、今や同窓会の設立にかかる思い出を語る教員は私一人となってしまいましたので、皆さんのご参考になればと多少述べさせていただきます。

 同窓会設立の構想は2008年にRSSCが開校したその夏になるのですが、私がかって立教大学校友会(通常の同窓会)の副会長を8年経験したことから、RSSCにも同窓会があると受講生が卒業後も強い絆で結ばれた友情が続き、楽しく豊かな人生を過ごすことができるのではないかと思い、当時のRSSC副学長である笠原清志先生に相談して、10月に第1期ゼミ長会のメンバーに準備委員になっていただきました。
 それから10数回にわたる熱心な委員会で、「規約」「財務・会計規定」の原案と体制作り、会員募集にとりかかりました。2009年3月23日の修了式の後に第1回総会を開催し、ゼミ長会委員長である近藤紀朗さんが初代会長に選出されて船出をした訳です。そして2011年5月20日の第3回総会で御守陽治さんが第2代会長に就任され、「同窓会ホームページの構築」が事業計画として上程、役員を中心に初めてのホームページを立ち上げた経緯があります。

 RSSCはお蔭さまで、17年度には早や創立10年を迎えることになりますが、皆さまの尽きることのない学びの情熱がRSSCの良き伝統と文化を醸成し、他に類を見ないユニークな生涯学習のシステムが「立教モデル」として注目されております。
 一般の生涯学習においては同窓会の存在は例がないと言われ、正にユニークかつ先駆的な存在ですが、「期生会」「研究会」「同好会」等で修了生や在校生が交流し、日々楽しく有意義な活動を展開されていることは、学内外で高く評価されております。愈々700名になんなんとする大きな組織体に成長した同窓会がますます発展されると共に、RSSCが同窓生の憩いのプラットホームとなるよう祈念して筆を置きます。

RSSC兼任講師 社会貢献活動サポートセンター顧問 坪野谷雅之

坪野谷先生

(注)「RSSC社会貢献活動サポートセンター」は、同窓会と同時期にRSSCの組織体として設立されユニークな機能を果たしています。ここでは毎年度入学される約100名の本科生、そして2年目に進学される約60名の専攻科生の修了後の出口戦略として、社会との交流と社会貢献活動の研究・演習・実践をサポートしています。現在12の研究グループが登録されて、会員総数290名に達し、コミュニティや社会に役立つコーディネーター、或いは、リーダとして活躍されることが期待されています。