私は09年にRSSC同窓会と社会貢献活動サポートセンター設立の企画をしましたが、同窓会は修了生が親睦を図りRSSCの発展に寄与すること、サポートセンターは社会貢献に資する活動を支援することにしました。この着想は、受講生がRSSCで1年乃至2年間楽しく有意義に学び大切な友人を作り、修了した後どのように生きるかの『出口戦略』と位置づけました。爾来双方の12年間の歩みを見ますと、その趣意が見事に結実した感があり、各役員及び会員の皆様のご尽力に感謝すると共に大いに喜んでいます。
ここで、ホームカミングデーについて言及しますと、09年から立教大学校友会主催の卒業生のホームカミングデーに、RSSCの修了生も立教卒の一員として参加したいと企画しました。キャンパスにテントを借りて、当初から『まちおこし』の実践活動として、対象地域の観光PRと特産品の販売が続きました。19年からは同窓会も独自にホームカミングデーに教室を借りて、同窓会活動の紹介から、講演会、修了論文の発表会等に加え、ホームページによるRSSC教員の寄稿文の掲載等、斬新なアイディアと実行力には感心しました。このように同窓会の素晴らしい実績は、大局的にRSSC全体を包摂した展開であると敬意を表したいと思います。
一方、私はサポートセンターの登録研究会(現在14件)の設立・運営に関与してきました。そこで「隗より始めよ!」の諺の通り、私の知識・経験(10年余の海外在住)やRSSC・豊島区とのネットワークを活用して、昨年6月に「特定非営利活動法人Mother‘s Tree Japan 」(NPO)を設立しました。これは喫緊な社会課題である豊島区に居住する外国人に対する産前産後の安心安全とその子供たちの育成相談、更には、コミュニティへの参加促進を母国語により行うもので、徐々に首都圏にも拡げています。既に非常に強い反響があり、多くの団体や独立行政法人等からの推奨や支援を頂いています。同窓生の参加もご期待申しあげます。詳しくは『 Mother’s Tree Japan 』で検索し、ホームページをご覧ください。
RSSC同窓会・サポートセンター担当 坪野谷雅之
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