一期生の皆さん、二期から11期の皆さん、お元気ですか。私は相変わらず、元気に、気楽に過ごしております。

 私はRSSCとは立ち上げのときから関わっています。RSSC創立の前年からですから、もう今年で15年目になります。当時、大橋総長と笠原副総長の提案でRSSCがたちあがりました。団塊の世代が定年を迎えるとき、その受け皿として、大学がどう社会貢献出来るか、これがRSSC設立の趣旨でした。いわゆる団塊世代の大学進学率は20%に届いていませんでした。だから立教がシニア大学を立ち上げる意義の中には、いわゆる「学び直し」の意味もありました。この趣旨は現在もRSSCの中に受け継がれています。

 最初、ゼミのメンバーは私より5歳ほど年長でした(平均年齢はだいたいいつも61−2歳)。5年もたつとそれがほぼ同年齢になり、いまは私の方が5年ほど上といったゼミ生たちとつきあっています。

 ゼミで学んだ受講生の皆さんのつながりはすごいものです。今はコロナでオフ会もできませんが、ずっと前の上田ゼミメンバーで、今でもオンライン同窓会をやっている年度もいくつかあります。「この年になって友人が出来るとは思わなかった」という声を聞くと、RSSCに関わってきて、本当によかったと思います。いくつになっても、人間同士、心地よいネットワークでつながっていける場、それが立教セカンドステージ大学だと思っています。

 今、担当している専攻科の上田ゼミは男性6名、女性2名のゼミです。入学時点からオンラインで、まだ対面では誰にもお目にかかっていないという、異常事態下の2021年度ですが、明けない夜はありません。

 コロナに負けず、ともに学び、大いに語り合いましょう。

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編集チーム 十一期生