RSSCのみなさんへ

立教大学 名誉教授 黒木龍三

 立教RSSCを修了されたOB、OGの皆さま、また、大変厳しいCOVID-19の災禍の中、輝かしいRSSCの門をくぐられた現役の皆さま、こんにちわ。私は、現役時代、立教大学の伝統ある経済学部で経済理論の教鞭をとってきました、黒木龍三です。
 今、私たちは、文字通りセカンドステージを楽しんでいます。またその権利を有しています。皆さんは、そうした中で「学ぶ」という楽しみ方を選択されました。50年、60年、70年と生きてきた人生の総括のため学び直すのも良し、あるいは、現役時代には出来なかったことに挑戦したり、と、セカンドステージの生き方はさまざまでしょう。
 私も、教師としてだけではなく、門外漢のひとりとして皆さんの研究を楽しんできました。「樋口一葉の恋」や「アメリカのフォークソング = プロテストソングの歴史」、「民芸運動」、「能の研究」など、記憶に残るものだけでも切りがありません。確かにコロナは怖いですが、いつかは乗り切ることが出来ます。
 皆さん、無理はせず、しかし、残された第2の人生を一緒に味わい尽くそうではありませんか!