東京2020パラリンピック競技大会に先駆けて、2019年8月29日から9月1日の日程で、武蔵野の森総合スポーツプラザにおいて、「三菱電機ワールドチャレンジカップ」が開催されています。
 この大会は、車いすバスケ日本代表チームが海外3カ国(オーストラリア・韓国・イラン)の各代表チームと戦う国際親善試合です。日本では来年に迫った、東京2020大会での悲願のメダル獲得に向けて、チームを強化するための国際マッチの意味もあります。
 私たちRSSCオリンピック・パラリンピック・レガシー研究会では、8月30日の対オーストラリア戦を、有志5名で応援してきました。
 今年5月、当研究会で応援に行った、日本国内の車いすバスケ=クラブチーム日本一を決める天皇杯第47回車いすバスケットボール選手権大会の時の観客席は残念ながら空席が目立ちましたが、写真の通り、きょうの会場は満員。校外学習で付近の中学校や小学校から生徒たちが沢山応援に来ていました。観客が多いと応援に力が入り、相乗効果で選手たちにも熱が入ります。場内は熱気に満ち溢れていました。
 両国国歌斉唱で始まる代表戦は、独特の緊張感です。日本のベテラン、香西宏昭選手(クラス3.5、NO EXCUSE所属)が21得点を上げ、気を吐きましたが、試合は、オーストラリア代表のショーン・ノリス選手(クラス3.0)や、トリスタン・ノウェルズ選手(クラス4.0)のパワフルで正確なプレーが光り、残念ながら日本代表が、格上のオーストラリアに60対77で敗れました。しかし、競技用のウィルチェアがコートを縦横無尽に疾走するかっこよさと、オーストラリア代表チームのシュートやパスの正確さに、観客たちは大満足。大きな声援と拍手を両チームに送っていました。
 試合後、アリーナ席横に設けられた、スポンサー展示ブースで、オリパラ研有志の皆で全日本代表のユニフォームを着させていただき、記念写真を撮りました。
 パラリンピック東京大会の開催まで1年を切りました。これからも、私たちオリパラ研では、パラ水泳大会の応援、チャリティマラソン参加、パラスポーツイベント・パラリンピック応援フェス見学ツァーなど、次々と楽しい企画を実施していく予定です。ぜひ、奮ってご参加ください。

(オリパラ研 寺久保記)