緑内障は「視神経と視野に特徴的変化を有し、通常眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患である」(日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン)と定義されている。緑内障は40歳以上で5%、60歳以上で10%以上の患者がいるといわれている。私も人間ドックで「緑内障の疑いがある」と指摘され、緑内障予備軍なので1か月半に1回程度眼科に通院し、念のため半年に1回は視野検査も実施している。先生曰く「悪くなっては遅いので、定期的に検査しましょう!」今の所は、眼圧正常、矯正視力1.2 まだまだ私の白内障も緑内障も遠くにいるようである。

油断大敵 私ではなく姉が緑内障の緊急手術をすることになった。姉は緑内障と診断されているので、眼科に定期的に通院していた。眼圧を下げるために「薬物療法」の一つとして点眼薬を使用している。どうにか点眼薬で眼圧が下がっていると思っていたが、7月6日視野検査のために眼科に行くと、眼圧が高すぎるので自治医科大学さいたま医療センターを急遽紹介された。先生が受診予約までしてくれたので、コールセンターに電話することなく、初診予約が完了。

そして2日後の7月8日に医療センターでの初めての受診となった。その場で「手術」を勧められた。緑内障の進行を抑制するためには点眼薬ではなく、手術をして眼圧を下げる必要が姉にはあった。先生からは手術のリスクや手術後のリスクもいろいろ説明されたが、もう手術をしてもらうしかないという気持ちになり、姉と自然と顔を見合わせながら、手術をお願いすることになった。日程は次週の「7月13日から4泊5日で手術しましょう」だった。正直考える余裕もない選択だ。冷静に考えると早急に手術をする必要があり、時間的余裕がないということが先生の説明からよく理解できた。

先生の診察や説明が終わると、手術前の検査を案内図頼りに、あちらこちらと広い病院の中を移動しながら採血・採尿や心電図、胸部X線検査をした。手術前検査が終了したら、次は入院申し込みである。必要な書類を貰ったので、これで7月13日を待つばかりと思っていたら、「看護師による入院前サポートがあります」と言われ、次はサポート室へ移動。看護師さんとの面接や「入院のご案内」の動画視聴である。盛りだくさんで、正直消化不良状態なってしまった。朝9時前に病院に来てから午後3時過ぎまで、姉と二人で案内図を頼りに病院の中を歩き回りながら過ごしたことになる。二人でおしゃべりをしながらだったので、不安な気持ちは少し和らぐことができた。

まさかの緑内障での入院は、入院前の説明を担当した看護師さんに言われた言葉で助けられたような気がした。それは「ご姉妹仲よくて良いですね!」だった。確かに周りの人は配偶者らしき人か、子どもが付き添っているか、一人でテキパキ対応している人だ。似たような年齢の組み合わせは見かけないので、兄弟姉妹の組み合わせは少ないようである。

7月13日、義兄は仕事が休めなかったので妹の私が付き添い。姉は看護師さんと共に手術室に向かったと思ったら「ただいま」と思ったより早くに病室に戻ってきた。「えっ、こんなに早いの?」が正直な気持ちだった。直ぐに義兄と姪に手術が無事終了の連絡。確かに手術が終わりホッとした気持ちになった。しかし今回の手術方法は流出路再建術という方法で、これで眼圧が低下しないと濾過手術とうい方法が待っている。眼圧が再び上昇することもなく8月26日の外来受診も無事に終了した。

眼圧を下げて、進行と悪化を防止するだけで、治る病気ではない。これからも定期的な検診が続くことになるが、まさかの緑内障手術は、姉と病院の中ではあるが二人の時間を過ごせた暑い夏となった。(7期生 金子)

<<Kissの会は、RSSC同窓会ホームページへの投稿サークルです>>
【Kissの会 連絡先】   kiss7th.rssc<%>gmail.com
          ※<%>を@に変えて、メールをお送りください。
        【投稿履歴/Kissの会 webサイト】https://rssc7thkiss.jimdofree.com/

この記事の投稿者

編集チーム