2026年3月29日に開催いたしました『第18回アートセラピー・ウクライナの皆さんとの交流会』の模様を紹介します。今回は日本の参加者8名、ウクライナの参加者2名、ペルーの参加者1名の合計11名での開催となりました。今回はペルーの女性1名、日本人の男性2名が初参加となり、フレッシュでとても充実したアートセラピーの時間となりました。

 2026年の第3弾のアートセラピーは、『あなたの心をあたためてくれるものは何ですか』というテーマで、それぞれが思い思いに作品を仕上げていきました。今回のタイトルの“心のぬくもりとは…?”という問いかけに対し、参加者の一人一人が感じ取る様々なぬくもりの違いが、作品を通じて顕著に表現されていきました。

 男性は人間の五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)を直接刺激されることによって得られる心のあたたかさを実感する人が多く(ビール、みそ汁、コーヒー、音楽 等)、女性は他者との共感や連帯感によって得られる心のあたたかさを実感する人が多かったことは(きれいな景色、心のパーツの記憶、「ありがとう」の気持ち、ポジティブな励ましの言葉、感性の共感 等)、大変興味深い結果でした。

 ”心をあたためてくれるもの”とは、時には五感の刺激から得られるものであり、また別の場面では心のキャッチボールのように、他者との共有・共感が生み出すコラボレーションのようなものであるという発見がありました。

 そして今回のアートセラピーで一番共感を呼んだものは、『日常生活の音 = 平和の証』というナタリア先生のアートでした。ウクライナとロシアの戦争によって、真っ先に市民の生活圏から無くなったものは、”日常生活の音”だったそうです。普段は当たり前のように聞こえてくる日常の音(ヒコーキが飛び立つ音、子どもたちの遊ぶ声、町のざわめき 等)が消えてしまうと、人々は急に心が不安になってくるという言葉は実に重く、実際に戦争を経験したからこそ気づけたとのことでした。私たちは周りに当たり前のように聞こえる”日常生活の音”によって心の安心感を得られ、その安心感の上に今回のアートセラピーで発表された様々な”心をあたためてくれるもの”存在していることを学びました。

 今後も定期的に継続して活動していく計画です。プロボノ研究会の活動にご興味のある方、アートセラピーに興味のある方はぜひお声がけください。    

                 RSSCシニアプロボノ研究会 15期生 中川與和

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RSSCシニアプロボノ研究会