ゴールデンウィークも終わりを迎えた5月8日(月)、千川のKATEサロンで「ウタテラス」が開かれました。
今回のテーマは、「歌と場所〜ご当地ソングを考える〜」ということで、ご当地ソングの歌詞やメロディを通して、その地域の社会や経済の様子、都市化による風景や人の心情の変化などを垣間見ることが出来ました。

バブル期を経て、ご当地ソングも都市型ソングへと吸収され、<地域色のないご当地ソング(地域の名勝や名産、文化などが歌詞に盛りこまれているものの、特に地域色を感じさせない歌)>も現れ、しかし、細かく見ていくと地域には地域のご当地ソングがあり、それらは必ずしヒット目的で作られてはおらず、その歌独自の意味をもっているということ、その意味と機能とは、地域のアイデンティティを創ることであることを知りました。

「東京」を歌った作品には、「出会いと別れ」「成長・成熟」などのモチーフがみられ、福山雅治は「東京」で、♪愛を誓うよ〜 きみと歩くこのまち〜♪と歌い、桑田佳祐は「東京」で、♪父よ母よ 虚しい人生よ♪とうなり、薬師丸ひろ子は「セーラー服と機関銃」で♪恋もコンクリートのカゴの中〜 愛した男たちを思い出に変えて〜♪と歌っていて、さらに青江三奈は「池袋の夜」で♪せめないわ せめないわ 夜の池袋〜 とため息をついています。
東京で人生を送ってきた多くのRSSCの皆さんが思い浮かべる東京ソングは、どんなものなのでしょうか。是非、ウタテラスで語り合いませんか。
連絡先 rkktgst3594@hotmail.co.jp 鈴木まで

9期 飯田記(佐藤壮広先生のまとめから引用)