「秩父市・豊島区 生涯活躍のまちづくり政策提案書」本発表会

~プラチナ社会創造研究会 活動報告2016年12月10日~

 2016年7月30日の三菱総研松田智生氏の基調講演『ピンチをチャンスに変える生涯活躍のまち』を皮切りに、秩父市、豊島区の共生を推進するためのワークショップが4回実施され、プラチナ社会創造研究会は豊島区民として、またグループワークのファシリテーターとして活動した。

その本発表会が去る12月10日に催され、我らファシリテーター5名が秩父市久喜市長、豊島区高野区長に政策提案を発表した。

 今年(2017)1月に入り、NHKおはよう日本(1/4)、及び日経新聞(1/6)の報道によれば、お試し移住、秩父市営住宅への豊島区民の入居募集開始、職員の人事交流などを通じて交流を深め、豊島区民の秩父移住を実現したい、としている。報道に立教セカンドステージ大学や、プラチナ社会創造研究会の名はないものの、市区交流の一翼を担えたことは間違いない。

☞ NHKおはよう日本(1月4日)      ☞ 日経新聞朝刊(1月6日)

(8期生 小池記)

 

「地方居住を考えるワークショップ」本発表会

日時 2016年12月10日 14:00~16:00
場所 豊島区役所本庁舎5階 507~510会議室
内容 豊島区長・秩父市長へ政策提案書提出(プラチナ青木より)、5チームからパワーポイントによる政策提案発表、区民・市民代表によるパネルディスカッション

1.豊島区長 高野之夫氏あいさつ
・「秩父祭りの屋台行事と神楽」が「ユネスコの無形文化財遺産」登録されたことのお祝い
・ 消滅可能性都市と指摘されたのち、いろいろな対策を取ってきた。
・「地方居住を考えるワークショップ」の成果としての政策提案発表を楽しみにしている。

2.政策提案書 提出セレモニー
5チーム分をプラチナ社会創造研究会青木が、区長、市長それぞれに手渡し、3人の記念写真撮影がなされた。

3.各チームからの政策提案書発表
(チーム)  (ファシリテーター)  (生涯活躍のまちのキャッチフレーズ)

A 青木美恵 『Maid in秩父~only oneのライフスタイル~』
B 宮崎弘行 『つながるまち 秩父!』
C 小池久雄 『森と一番近いまち! 自然と文化の融合するまち!』
D 岩熊徹   『気軽でオーライ!(往来)大自然のまち~ちょうちかい、ぶらりとしぜん~』
E 清水誠  『まつりでそだてる、わたしの秩父くらし』

①Aチーム 『Maid in秩父~only oneのライフスタイル~』
 秩父市と豊島区は姉妹都市「仲間」である。「仲間」を意識することが、お互いのまちを行き来することにつながる。

②Bチーム 『つながるまち 秩父!』
 秩父市・豊島区は、「非日常の交換」という形で結び付く。週末を秩父で(豊島で)過ごすことが、ON、OFFの生活を提供してくれる。

③Cチーム 『森と一番近いまち! 自然と文化の融合するまち!』
 秩父市の自然、食、伝統などに、豊島区の持つ学び、暮らしやすさ、雇用など文化を融合することで、住みたくなるまち秩父!が出来上がる。

④Dチーム 『気軽でオーライ!(往来)大自然のまち~ちょうちかい、ぶらりとしぜん~』
 「未来戦略を推進する豊島区」と「豊富な自然、伝統文化を保有する秩父」は、お互いをよく知り合い、より深く交流し、往来人口を増やすことで、住みたくなるまち!になる。

⑤Eチーム 『まつりでそだてる、わたしの秩父くらし』
 豊島区・秩父市の長年の縁に基づき、人と人をつなげる「まつり」を中心に、幅広い反復・継続的な市民交流の輪を広げ、そこから住みよさと生きがいを発見し、自 分なりの暮らし方を作り上げていく。

4.全体提案 まとめの報告(豊島区事務局 河野さんより)
 5チームの政策提案をもとに、「住まい・生活」、「生きがい(働く・学ぶ)」、「地域交流・活性化」の3つの柱に区分して、実現のための具体的な意見・要望をまとめて発表した。

5.パネルディスカッション(秩父市民2名、豊島区民3名)
・人の往来が大切。仲間がいてこそまちが栄える。
・100年先を見据えてアクションせよ。高野区長が秩父に住むなら、オレもやる!
・秩父に移住して24年。「空き家バンク」、「秩父ファンド」を推進してきた。
・飯能でスイッチバックしなければ、60分で秩父に行ける。
・大学1年生の時に秩父に行って以来、秩父大好き。「行くしくみ」をつくってほしい。

6.秩父市長 久喜邦康氏あいさつ
ユネスコ登録まで10年かかったが、登録して最初の祭りが秩父祭であった。
秩父市、豊島区の職員交流を実現させる!秩父市営住宅を豊島区民にも貸し出す!(3LDK 6.7万円と安い)

以上