「セカンドステージへの応援歌」

20160614 “50,60洟垂(はなた)れ小僧,70.80働き盛り,・・・・”という人生のセカンドステージの応援歌のような戯(ざ)れ歌がある。歌詞は定かではない(上下に10歳サバを読んでいるかも)が,我が刎頸(ふんけい)の友,横山紘一君はえらく気に入っているようである。

また,最近,といっても2011年のことだが,ソニア・アリソン(Sonia Arison)が“100 Plus: How the Coming Age of Productivity Will Change Everything, From Careers and Relationships to Family and Faith”を著し,13年になって土屋晶子によって「寿命100歳以上の世界―20××年、仕事・家族・社会はこう変わる」(CCCメディアハウス)と邦訳され,医学やバイオテクノロジーの革命的な進歩によってヒトの平均寿命はこれから劇的に延びることを予測している。

さらに,昨今は大学院に重点を置く大学院大学を名乗る大学も増えてきている。社会資産が急増すれば,それを学習し継承する就巣(学習)期間も約30年と長くかかるのは自然の理(ことわり)であろう。

これら3題話はみな同じ指向性を持ち,セカンドステージを充実させるべく,社会のシステムを整備することの必要性を説いている。それに向かって同窓会の皆さん,ともに頑張ろうではありませんか。

 

立教大学名誉教授,立教セカンドステージ大学兼任講師,

立教大学原子力研究所管理室長   鈴 木  正 男