久しぶりに暑い夏が戻ってきた晴天の9月14日(月)豊島区民センターで会員30名が集まり、総会を行いました。今回は、21AS研究会に所属する5つの研究会で発表されたテーマの中からもう一度聞きたい発表を選び、発表会を開催しました。昨年度、発足した俳句の会も発表に加わりました。
始めは音楽アート研究会。11期佐藤眞里子さん「エリックサティって何者?」の発表です。フランスの 音楽家エリックサティは、ジムノペディなどの素敵な音楽を作った人。音楽界の異端児として有名ですが、反逆的な思想家であり、時代と共に音楽性も大きく変化し様々なジャンルの芸術家たちに大きな影響を与えました。彼の自由な音楽表現は現代に引き継がれ今日にも生き続けています。1人の音楽家の話から、音楽世界の知られざる一面や奥深さを感じさせられました。
2番目は社会問題研究会、16期丹野成さんの「お金って何?」の発表。お金全般についての話を図表の資料を使って丁寧に説明頂きました。日本経済の現状や、日銀の金融操作がもつ意味、異次元緩和や過去10年からこれからの日本経済の動向など。経済にあまり詳しくない会員も頷きながら聞いていました。分かりやすい説明に「次回は、ぜひ暗号資産についてお話ししてほしい」という要望も出されました。
3番目は、歴史散策研究会。発表者は15期前田信雄さん。テーマは「目黒品川コースの御殿山」の調査発表です。地名の由来や江戸時代からの桜名所の様子、歴史的な変遷など地形図や歴史資料も交えて、深く調査した内容の発表です。御殿山が、幕末以降、黒船対策や鉄道建設などで崩された経緯やその後どのように利用されてきたかなど、現在の東京の風景からは想像できない歴史を知ると、感慨深い思いになりました。
休憩後は、発足してまだ一年足らずの俳句の会。23名の会員は、半分以上が初心者。会員の川口さんが指南役になり、月一回の句会を楽しんでいます。今回は、それぞれの会員が自分で選んだイチ押しの句を、11期加藤則明さんに披露頂きました。
4番目は、日本文化研究会。16期新田恭子さんによる「お伊勢参り-江戸庶民の旅事情-」江戸時代の庶民にとって「伊勢神宮にお参りに行く」というのは、どれ程の事だったのか、についての発表。信仰目的だけでなく、この時代堂々と行ける観光旅行でもあったお伊勢参り。履物のことから、旅にかかる時間、街道、持ち物、宿や恩師、費用についてなど様々な切り口で、クイズも交え、楽しく聴かせて頂きました。
最後は、シニアの生活研究会。11期松澤順一さんによる「日本におけるキャッシュレスの現状と課題」についての発表。年々増加するキャッシュレス決済。その始まりや特徴、広がり方、などについて詳しくお話頂きました。外国の様子や、日本でのこれからの決済についても触れて頂き、デジタルに疎い私たちシニアは、今後どうすべきかなど、考えさせられることの多い発表でした。
全ての研究会の会員が集まる総会で、他の研究会の発表を聞くのは初めての試みでした。複数の研究会に所属している会員も多いのですが、5つの研究会の発表を全て聞ける機会は他にありません。各研究会のバラエティに富んだ発表は、それぞれ個性が表れ、大変興味深く楽しい時間でした。
終了後は、近くの居酒屋に移動し、普段あまり交流のない他の研究会の人とも親睦を深める事ができ、とても有意義な総会となりました。
文責 16期 飛彈勢津子
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