岩沢駅30年ほど前だったか、イラストレーター真鍋氏が幼い息子ふたりだけで瀬戸内海の真鍋島に旅をさせた話を聞いてから、では私も岩沢駅へ!と夢を持ち続けていた。
しかし、どうしても日帰りは無理、一度降りると次の電車までの3時間をつぶせない。それでもついに決行という秋、あの中越地震が小千谷市を直撃した。

新たなルートで実現したのは6年前の厳冬期、ありったけの防寒装備で降り立った街はカラッカラに乾き、2両編成の車内は座っているとやけどをしそうな暖房。雪国への認識の無さに気づいた。1時間誰にも会わず、ひたすら岩沢小学校だの岩沢駐在所の写真を撮りまくる挙動不審者を演じて来た。越後岩沢 ①016

昨秋紅葉の盛りに訪れた北上線岩沢では2人と出会ったものの、こちらも一軒の店もない静まり返った集落であった。2駅を制覇してしまって今は虚脱状態である。(八期生 岩澤延枝)

この記事の投稿者

編集チーム