4月11日に、10期生会2024年度の最後のイベントとして、「玉川上水道の散策」を開催しました。参加者は、昼の散策は19名、散策後の懇親会は22名の方々が参加で、歩いた距離4キロを盛り上がり楽しむことができました。

 当初は雨の予報に一抹の不安を抱えて迎えた散策当日でしたが、ふたを開けてみれば空は明るく、風もやさしく、散策日和となりました。

 井の頭線「久我山駅」に参加者が続々と集まり、久しぶりの再会に交わされる笑顔と言葉に、自然と心も和らぎました。14時に出発し、岩崎橋から岩下橋、新橋へと歩みを進める中、道すがら名残の桜があちこちに咲き残り、風に舞う花びらが迎えてくれているかのようでした。

 山本有三記念館では、「昔、読んだことがある」と懐かしそうに語り合う姿も見られ、文学の話題を通じて新たな親交が生まれるひと幕も。

 井の頭公園に着く頃には、爽やかな陽気に包まれました。池のほとりでは自然と輪ができ、ベンチに腰掛けながら、久しぶりに顔を合わせた方同士が「こうして集まるのは本当に久しぶりですね」と懐かしさを語り合う姿も印象的でした。

 吉祥寺駅に到着した後は、お待ちかねの懇親会へ。春の味覚とお酒を楽しみながら、自然と会話もはずみ、笑い声が絶えませんでした。「またこういう機会があるといいですね」と話す声に、みんなが深くうなずいていたのがとても印象的でした。

 雨に降られず、春の名残と人のあたたかさに触れた一日。参加された皆さまのおかげで、和やかで心温まる時間となりました。

10期生 山本順子

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編集チーム 十六期生