2025年1月26日に開催された第22回新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンの運営ボランティアに、『チームシニアプロボノ』として参加してきました。この大会は短い距離の種目も多いことに加え、国立競技場をスタート,フィニッシュとする魅力的なコースの為、総勢15000人のランナーが参加。ボランティアも1400人にのぼり、他にも区の職員の方や警察の方など多くの方々が関わるビッグイベントです。
私たち『チームシニアプロボノ』は、ハーフマラソンのほぼ中間地点、神楽坂の急坂を登った辺りのコースと沿道の管理を担当しました。WORLD ATHLETICS公認、ワールドランキング対象競技会ということで、スタート前はコースを示すコーンの置き方を競技審判員が細かくチェックしていく様子に、こちらもボランティアながら身が引き締まる思いでした。レースの最中は、ランナーがかなりのスピードで走り抜けるため、沿道の方たちが身を乗りだす危険があることも容易に想像でき、沿道管理に気を使いながらも、必死に走るランナーの美しい姿に感動しつつ、元気とパワーをいただきました。レースが始まる前は緊張と寒さに震えていましたが、レースが始まると緊張感と寒さも忘れるほど、6000人のランナーのエネルギッシュなパフォーマンスに圧倒され、拍手で迎えたり声掛けしたりしながら、必死に走るランナーとの一体感を共有できました。ランナーが全員無事に通過できた時には、自分たちの仕事をやり終えた達成感で胸がいっぱいになりました。
前日は国立競技場内の案内をしていただき、フィールドを一周するという貴重な体験や、大きなイベントの準備の様子と国立競技場内部の状況も知ることができ、ちょっとワクワク・ドキドキの貴重な体験でした。また、当日は女子大生のボランティアとコミュニケーションとる機会にも恵まれ、ボランティアは「誰かのためにする」というだけではなく、参加することでしか得られない様々な魅力を実感できる活動となりました。
最後に、今回の活動に一緒に参加した15期生・北島孝子さん(写真右側)の感想をご紹介します。
『いつもは走る側だが、新宿ハーフマラソンではボランティアをさせていただいた。ほんの数時間の沿道ボランティアだったが、ランナーが快適に走るための準備の細かさが良くわかり、感謝の気持ちでいっぱいになった。通行する人たちに対しあとどの位で横断できるのか、交通制限でお待たせして申し訳ない気持ちを持つ、ランナーにはあとどの位で関門・トイレ・給水か、ランナーの途中棄権の対応、AED設置場所を確認しておく等たった数時間のために予備知識をインプットする大変さを知った。今後、ランナーとして出場する時はボランティアの方の善意をしっかり受け止め、感謝の気持ちを追い風にしたい。』
一般に募集されているボランティアに一人での参加は不安なことも…。でもチームで参加できるものもあります。小さな一歩から始める活動に一緒に参加してみませんか。
RSSCプロボノ研究会 15期 長江朝子
【連絡先氏名・メールアドレス】
代表者 ウイックスかおり rsscsrprobonodsk@gmail.com
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