身体を動かす事の大切さ
7期生顧問 水飼 芳貴
後期高齢者も間近となり、最近は夙に日常的に身体を動かすことの大切さを感じています。高齢化社会から生じる課題が日本の社会や経済に与える影響がクローズアップされていますが、個人としてはやはり何と言っても寝たきり時間を少なくして、最後まで元気に過ごせるのが私達シニアの切実な願いと言えるでしょう。
ところで私が周りの八十歳前後になる諸先輩を拝見していると、大きく二つに分かれて来ると最近感じています。一つのグループは八十の峠を元気に超えていく方と、もう一つは急速に衰えて行くグループです。どこにその差が出て来る要因があったのでしょうか。
勿論例外はありますが、元気なグループを拝見していると明らかに七十歳代前半に身体を積極的に動かし、人とのコミュニケーションを大切にされている方に多く見られる事が分かりました。一方で不思議に八十歳歳前後に急速に衰えて行く方を拝見すると、七十歳代前半に身体を余り動かしていない方が多いように見受けられます。
コロナ禍以来私は仲間から誘われ、安くプレイ出来るゴルフを再開しました。無心に白球を追ってラウンドをしているとストレスから解放され、仲間との楽しい一時も過ごせます。球聖ボビージョーンズは、「人生での価値はどれほどの財産を得たかではない。何人のゴルフ仲間を得たかである。」と言ったそうです。
若い頃はゴルフの聖地と言われるセントアンドリュース・オールドコースや青木プロ選手がホールインワンしたウェントワース、また国内では著名な名門コースでプレイした事を懐かしく思い出しますが、最近は年金生活者なのでゴルフ仲間と安いコースを探してワイガヤと回るのが一番の楽しみとなりました。
やはりピンピンコロリを志向するには、身体を動かす事や仲間とのコミュニケーションが大切なようです。