【RSSCシニアプロボノ研究会】活動報告No.8　第3回メンバーの地元散策ツアー　～甲冑の世界から見る、古代から江戸時代へ武士（もののふ）たちの熱き想い～

　２０２４年６月１２日、プロボノ研究会特別企画『第３回メンバーの地元紹介＆散策ツアー』を実施いたしました。今回はその模様を紹介させていただきます。６月に入り真夏を思わせるような蒸し暑い気温の中、プロボノ研究会のコアメンバー・フェローメンバー合わせて8名にて、東京・上野にある『東京国立博物館』を見学いたしました。

　午前中は、『としま産業振興プラザ』（通称：イケビズ）にて、「甲冑から考察する時代の流れ」について、今回のツアー企画担当の西山みわさんよりレクチャーしていただきました。西山さんは本科ゼミ時代に『甲冑の変遷とその背景』というテーマで修了論文に取り組み、時代劇オタクであり歴史マニアという一面を持っている方です。

　まさに今回のレクチャーは、私たちが普段何気なく見ている時代劇や歴史ドラマの中に登場する武士の甲冑を、時代ごとの変遷ついてこと細かく解説していただくと同時に、甲冑の製作段階において、それぞれの地域による特色や、色の選定など、伝統を守りつつも時代の流れと共に進化を遂げていることなど、様々なエピソード知ることができ、十分に基本的な知識を得た上での東京国立博物館見学となりました。

　午後からは上野にある東京国立博物館へ移動し、各々が展示されている甲冑の細かい部分に実際に手で触れて確認したり、それぞれの時代ごとの甲冑の違いをチェックするなど、事前にレクチャーを受けた知識を基に、通常とは違うかなりマニアックなスタンスで見学することができました。

　今回は“甲冑”という合戦の武具を通じて、数多くの試練と修羅場を潜り抜けてきた武士の魂と対話し、壮大な歴史ミステリーの入り口に触れることができました。参加した皆さんのこれら経験は、今後時代劇や歴史ドラマなどをより興味深く、様々な角度から見るきっかけとなることでしょう。　素晴らしい体験企画、ありがとうございました。

　プロボノ研究会では、今回の地元紹介を兼ねた自己啓発のようなイベントも、年に数回企画しております。このような企画に興味のある方や、参加希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひプロボノ研究会にご一報ください。

プロボノ研究会　１５期生　中川與和

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