RSSCの本科を終了してから5年ほどになりますが、今は特定非営利活動法人「おもしろ科学たんけん工房」という団体に所属して、ボランティア活動をしています。

定年退職をして1,2年は習い事に通い、ウイークデーの自由な時間を楽しんでいたのですが、自分の生活の中心に据えるものがないことに寂しさを感じるようになっていました。

そんな時に新聞に入ってきたチラシに目が留まりました。「理科好きの子どもを育てよう!」をキャッチフレーズに「子どもたちが科学する楽しみと手作りで何かを完成させる喜びを感じ・・・遊びながら学ぶ環境の中で・・・・自分で考える習慣を身につけていける・・・・。そんなことができる時間と場所を創り出したい、と考えています」という仲間を募集する内容のものでした。その頃は前々から子どもの理科離れが話題になっている時でもあり、入会に迷いはありませんでした。以来約5年になります。

この団体は、神奈川県内の約20か所の会場で活動をしており、小学校の中学年以上の子どもを主な対象として、科学実験・工作、自然観察をするというものです。私はアシスタントとして、参加した子どもたちが工作を完成させる手助けをしています。

そんな学びや工作の場(体験塾と呼んでいます)の実施にあたりスタッフは前もってリハーサルを行います。スタッフ自身が学習する場です。リハーサルを行っていても、当日、子どもたちがうまく作り上げてくれるかドキドキものです。

孫と接しているような感覚で相対しているのですが、目的のものを完成させたときの子どもたちの喜ぶ姿をみることは嬉しく、また約2時間の短い時間にもそれぞれの子どもの個性がみられて、そのユニークさや工夫する力に驚くこともあります。

学校時代に教わっていたことを思い出し、あらたな原理や理論を知り → それを使って作り → ドキドキしながら子どもたちに作らせ → 終了後のスタッフの反省 → そしてホッとして帰路に着く

このような行動パターンが自分のボケ防止につながってくれればいいな、と(自己)満足感に浸っている次第です。(7期生 菅野雪子)

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