令和を迎え、ワンゲル部の初めての試みは「東京ジャーミー・トルコ文化センター」および根津美術館で開催中の企画展、「はじめての古美術鑑賞」とする。5月28日(火曜日)午後1時に小田急線・代々木上原駅に集い、ミナレットを目標に同館に向かう。今回は女性3名、男性9名 計12名が参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

7世紀アラビヤに興り、西アジアから北アフリカ、スペインまで支配したイスラム世界の往時の栄光と現勢を2人の係官から熱誠溢るる説明を受ける。壮麗な外観ドーム、アラベスク模様、カリグラフィ(文字)と絢爛豪華な礼拝堂に圧倒される。春の花壇を飾るチューリップの生国はオランダではなく、16世紀にトルコを経て中部ヨーロッパにわたり、フランスやオランダで改良されて多くの変種が作られ今日に至ったのだと。Tulipの語源はトルコ語のターバンに相当する言葉、Tulipantに由来することも知る。

 

 

 

 

 

 

途中、空模様が怪しくなり、新緑の代々木公園を抜け、一路原宿、表参道を進み南青山の根津美術館へと起伏の多い約4kmの道のりを急ぐ。特別展示室は ①絵物語の世界 (源氏物語朝顔図、那須与一など)       ②禅林の人物と中国の神仙たち (寒山拾得図、青花百仙文壺他)    ③中国故事人物画 (赤壁図屏風、観瀑図ほか五点)  ④自然へのまなざし (墨梅図、雀図、八角尾垂釜etc)。小林中、植村和堂両氏の寄贈品を含む37点の重要文化財、重要美術品を心行くまで鑑賞、       明治、大正、昭和の実業界に君臨した根津嘉一郎の遺徳の数々を偲ぶ。

 

 

 

 

 

 

ワンゲル部は足腰の衰えを防止して、四季の自然を愛でながらウオーキングを試み、未だ見ぬ世界に挑むことをモットーにしております。皆様のご参加と候補地の提案をお待ちしております。

世話人 藤田、小泉