箕口雅博先生による掲題講義と、参加者27名が4人グループに分かれての60分ワークを実践しました。
記
第一部 ~箕口先生による講義~
われわれシニアは、記憶・思考力が加齢とともに衰え、同時に足腰の筋肉も衰えてきます。この老化による心身の変化により、われわれは自身のライフスタイルを変化させてゆくことが求められます。
アドラーはこの老化現象を、今までの自分のライフスタイルを変える絶好のチャンスと捉えました。われわれは自身の人生をいったい何歳まで変えられるのでしょうか?
①アドラーは「死ぬ三日前まで変えられる。」と回答しました。
⇒若い時分と同等に出来ないことは能力の「喪失」ではなく「変化」です。攻める対象ではなく受け入れる対象なのです。
②セルフコンパッションSelf Compassion⇒歳を重ねて此処まで生きて来られた「あるがままの自分」を自己受容して下さい。
③セルフコンパッション(自己受容)とレジリエンス(回復力)は正の関係です。
④ポジティブもネガティブも両方あるがままに認める。⇒つらい感情に飲み込まれず今の感情をそのまま捉えるのがアドラー心理学です。
⑤課題の分離:他人の課題から降りて、自分の課題my caseに取り組む⇒共同体での自分が自分自身への味方になるのも必要です。
※例えばシルバーにあたる人が、論理的に頭では自分は無価値ではないとわかっていても、その置かれた状況や感情的なものから無価値な存在と自己批判してしまうことがある、其処で周囲から嫌われまいと自己防衛し、結果疲弊して抑鬱に繋がることがあります。われわれは自身を責める対象ではなく変化を受け付ける対象としてあるのです。
⑥「褒める」のはタテの評価、「勇気づける」のはヨコの評価
自分自身への勇気づけが、他者への勇気づけにも繋がる。自分自身が自分への味方になるのです。
⑦「褒める」は「結果」に着目。「勇気づける」は「プロセス」に着目しています。
⑧「寂しさ」は皆もっている。きょう此処に来た自分を褒めてあげよう。
以上
第二部 ~グループワーク~
参加者全員が4人組グループに分かれ、其々が「自分への気付き」と「やさしい言葉の体験」をお互いに役割分担し合いました。
①「つらいよね。」☞自分への優しさ
②「いま、つらいのはあなただけじゃない。苦しみは人間みんなのものです」☞共通の人間性
③「どうぞこのままでいい。あなたは十分がんばっています。」☞マインドフルネス的な受け止め
全体シェアと閉会
箕口先生によるまとめ
「本日のワークの土台は、アドラーの自己受容⇒自分にやさしくすることはわがままでも甘えでもない⇒自分を大切にできる人は、人にも優しくなれる!⇒それが共同体感覚の土台。きょう見つけた言葉を毎日一度自分に声掛けしてみてください」
~閉会後なお同所にて箕口先生を囲んでの懇親会~
くじ引きで第一部とは異なるメンバーでの4人ずつが着席。日曜日であったこともあり、在職中の方々も出席され、お仕事その他のお話を伺うことが出来ました。なお立教セカンドステージ大学卒業後も他の大学で学び、研究されてらっしゃる向学心旺盛な方々のお話も興味深く伺えました。
箕口先生は先週の25号台風襲来時に高知大学でアドラー心理学の講演を為さってらっしゃいました。交通は往復ともに瀬戸大橋、JR山陽新幹線と大変でらっしゃったようです。それでも先生から皆に戴いたお土産「土佐銘菓かんざし」を私は講義中に頬張っていました。有難うございました。感謝申し上げます。
僕も観て来たことがありますが、土佐は高知の「はりまや橋」は有名な割には行ってみてガッカリすることでも有名です。
おしまい










