気心の会本年度秋のフィールドワークは、「甲州市勝沼の葡萄の里」訪問。

10月9日朝、高尾駅に参加者11名集合し勝沼ぶどう郷駅へ向け出発。列車内では和気あいあいのお喋りで1時間あっという間に到着しました。立教ホームカミングの勝沼ワイン出店でお馴染みの広瀬さんはじめ4名のガイドの方の出迎えを受け、まずは駅からの遊歩道を進み「大日影トンネル」へ。1903年開通した本トンネルは1997 年まで使用され、現在は1.4キロトンネル内遊歩道として人気スポットになっています。トンネル内を吹き抜ける風は本当に爽やかで気持ちが良かったです。又、絶好の写真撮影スポットです。

トンネルを出て収穫間近の葡萄農園を眺めながら、通称ぶどう寺、大善寺へ。147段の石段を上がると、そこは檜皮葺き(ひわだぶき)の屋根が目を引く本堂・薬師堂が見えてきます。ここには、奈良時代712年に僧行基が夢に見て自らが刻んだというぶどうを手に持った薬師如来が祀られています。さすが、ぶどうの国、甲州です。拝観後、ここの住職が栽培している美味しいシャインマスカットを頂きました。

ちょうどランチの時間になり、一同イタリアンレストランへ。見晴らしのよい窓から景色を眺めながら現地の野菜をふんだんに盛った前菜、新鮮なキノコを使ったパスタ料理に全員大満足でした。最後は、勝沼が一望できる「ぶどうの丘」へ。ここではワインサーバーで有料試飲が用意され、ソムリエ気分で希少なワインの飲み比べができました。

今回のフィールドワークは、甲州が身近に感じられる楽しいものでした。お世話頂いたガイドの皆さん、本当に有り難うございました。

宮下 卓(二期生)

写真上 勝沼ぶどう郷駅前での出発前の集合写真。眼下にはぶどう畑が広がる。中、大日影トンネル。築120年を超えてなお、レンガ造のトンネルはびくともしない頑丈さ。下、ぶどう寺とも呼ばれる大善寺の本堂。檜皮葺き屋根の葺替えには多額の費用を要したという。

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