「過去を語らず未来を語る」RSSC伝統の継承を

森 卓也

 立教セカンドステージ大学(RSSC)で「プラチナ社会におけるアクティブシニア論(2016~19年秋学期)」と「NPO法人の理論と事例研究(2021~24年春学期)」の授業を担当した森です。私自身まだまだ若輩者ですのでRSSC受講生の皆様と一緒に「学び合う」という理念で双方向型の授業を心がけてきました。また私が所属する民間シンクタンク(株式会社三菱総合研究所)で社会課題解決を通じた新事業創出に取り組んでいることもあり、RSSCとは授業以外でも様々な共創プロジェクトを行ってきました。一緒の苦労とともにしたRSSC OB/OGの皆様は相変わらずアクティブに活動されておられますでしょうか。

 私がRSSCと接点を持たせて頂いてから10年以上経ちますが、私がRSSCの伝統として必ず授業の中でお伝えしていること、それは「アクティブシニアは過去を語らず未来を語る」ことです。昔の経歴や前職自慢はご法度で、「きょうよう(今日用事がある)」と「きょういく(今日行く所がある)」を喜々と語ることこそが理想のセカンドステージライフであり、それを体現する場こそがRSSCである。それを信条としてRSSCとともに日本のアクティブシニアライフを世界に情報発信していきたいと思っています。毎年ホームカミングデーには多くのRSSC修了生が久々に来校され旧交を温めることと思いますが、ぜひ「毎日予定が詰まっていて本当に困る」と明日・来週・来月のスケジュール自慢で大いに盛り上がってください。

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編集チーム 十六期生