【プラチナコミュニティ研究会】
立教セカンドステージ大学秩父サテライトセミナー報告
2019・2・9
2月9日都内には大雪注意報が発令され、開催さえ危ぶまれましたが、幸いにも、秩父は寒くはありましたが曇天。地元の皆さんにRSSCの関係者32名も加わり、用意した座席は満席となりました。受付には、プラ研副代表のリリィさんこと増田さん扮するポテくま君が参加者を可愛くお出迎えし、和やかな雰囲気の中で開会されました。司会は黒川代表が仕切り、坪野谷先生と成田先生の二つの講義が行われました。
坪野谷先生からは、『アクティブシニアの多様な生き方』、退職後70%が引きこもりになるのとの話からはじまり、知的好奇心を持って学び続ける大切さを、RSSCの多様な事例もまじえて語られ、是非RSSCへ、池袋へと誘われていました。結語は、倉本聰氏の「60代の若者たちへ」(18.1.21日経)を引かれて、「この先をどう生きるか。しまっておいた夢を取り出してみないか。」「長く生きることより、どう生きるかに価値がある。」シニアへの熱いエールで締められました。
続いて、成田先生からは『つながりの豊かさと幸福―日本人と「社会関係資本」』と題し、「幸福度」のキャントリルラダーを導入に、様々な調査データを、豊富なグラフを使い、分かりやく説明されました。続いて、私的生活と公共圏の中間的社会空間の崩壊、「何も解決できない共同体」に至る歴史的構造変化。その上で、社会関係資本の本質、日本の道筋へと論 を進め、95年の阪神淡路震災(98年NPO法)、11年の年東日本大震災を経る中で、NPO法人の急速な増加等、新たな互恵的関係、日本の社会関係資本に変化がはじまっていると結ばれていました。
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