9期生「谷中ブラ歩き」 上田信ゼミ有志

 上田信先生の最終ゼミで、各ゼミ生の修了論文への講評完了。皆が「終わったー」とホッとした瞬間、まさかの修了式までの間の自主ゼミ宿題提案。ゼミ生の呆然とした表情と困惑から始まりましたが、いろいろアイデアを出し合い企画した一つが「谷中ブラ歩き」でした。
 谷中に詳しい人も、そうでない人も一緒に、ブラ歩きを楽しもうと集まりました。春の散歩日和の午後、日暮里駅に集合。まずは、レディーファースト、ご所望の朝倉彫塑館へ。日本の彫塑の基礎をつくった朝倉文夫のアトリエと住居。猫のブロンズ作品の愛らしさやブロンズ像の素晴らしさ、さらには中庭の池を取り囲む多様な建築様式。屋上にもオリーブの木やブロンズ像が配されるなど、やはり必見でした。

   

 次に向かったのは、幸田露伴旧宅跡から「夕やけだんだん」、谷中銀座へ。有名な谷中メンチを味わう人、和栗ソフトクリームを楽しむ人、そんな中で小さな路地を入ると猫が店の中から悠然と。猫が多いって本当だねと、皆が納得。

     

 次は、裏通りをブラ歩きしながらの谷中霊園へ。中に入れば、ガイドの英語で樹木葬の説明を聞く「You達」グループ。ほー、日本の霊園まで外国のガイドブックに載る時代ですか~!? 霊園をブラ歩きで長谷川一夫のお墓を見つつ、徳川十五代将軍で大政奉還を行った徳川慶喜のお墓へ。三つ葉葵の大きな紋が煌びやかなゲートがあり、中には入れませんが歴史を振り返る貴重な経験となりました。
 日暮里駅に戻って、町ブラ継続組と所用で帰る組で分かれて、「ブラ歩き」の第一弾が無事終わりました。2ヶ月ぶりの上田信ゼミ9期生の再会であり、本当に楽しい時間を過ごせました。新たな企画をして「ブラ歩き」を続けたいとの意見が多く、立教セカンドステージ大学でのキャンパスライフが、どれだけ充実したものであったのかと再確認した午後のひと時でした。

(9期生 上田信ゼミ 安河内 記)

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八期生編集チーム