地域の中で 子どもによりそう  ~学習支援・こども食堂への チャレンジ~
NPO法人 台東区の子育てを支え合うネットワーク(通称:たいとこネット)石田 真理子 RSSC 5期生

■NPO法人 台東区の子育てを支え合うネットワーク (通称:たいとこネット)とは・・・
image22003年8月に台東区内の幼稚園児・小学生を持つ親たちが集まって、任意団体として活動を開始。
主に子育て情報誌(季刊)・プレーパーク・子育て講座・環境教育講座等を開催
でも、子どもが大きくなると、みんな仕事を始め活動が先細りに・・・。
規模を縮小し、RSSCへ!RSSC修了後、活動を拡大!
2015年2月にNPO法人化。

■たいとこネットの理念
子どもは自分たちの育つ環境を選ぶことはできません。すべての子どもたちが子どもらしい幸せな子ども時代を過ごしてほしい!そして、未来に希望をつないでほしい。image3
そんな願いを込めて、地域をもっと子育てしやすい場所にするために、活動を行っています。

■たいとこネットがやっている活動
✔0~3歳児向けの親子サロン ✔子育て支援講座 ✔無償学習支援 あすなろ  ✔下町こども食堂 さくら 千束

■子育てプチカフェ
✔対象 0~3歳児の親子 ✔月に2回 実施 ✔場所 台東区生涯学習 ✔センター 和室さくら

■子育て支援講座
2015年度は8回実施image4
・笑顔がひろがるパパとママのハッピー子育て(5回連続講座)
・子どもの“生きる力”を育てる  おとこ目線の子育て(2回連続講座)
・私一人でがんばらない家族で楽しく家事をするコツ

■~無償学習支援 あすなろ~
現在子どもの6人に1人が貧困状態にあると言われている。
台東区内でも就学援助を受ける児童・生徒は公立小学校で27%、公立中学校で41%にも及んでいる。

■現在は週に3回
☆毎週月曜日 午後5時~午後7時
毎週木曜日 午後4時~午後6時
場所  台東区内母子生活支援施設
☆毎週火曜日 午後3時半~午後6時半
場所  千商会館(台東区浅草4-36-6)
☆夏休み・冬休み・春休み勉強会
場所  寿こどもクラブ

■どんな子どもたちが来ているか?
近隣の小・中学生
登録しているこどもは・・・。
小学生   4人 中学生   17人
色々な背景を持った子どもたちがやってきます。
しかし、毎回全員が来るわけではない。
特に中学生は部活があり、試験前になると急に生徒が増える。

■食の支援も必要!!
~各地で広がるこども食堂~
2012年8月29日
大田区東矢口にある“気まぐれ八百屋だんだん”の近藤博子さんが始める。
親が仕事で遅くなり 1人寂しく夕飯を食べる孤食のこども達のために、子どもが1人でも気楽に入れる食堂、みんなでわいわい、競い合って、楽しく食事できる近所のおばちゃんちのような食堂を作りたい!
その後、豊島区の要町あさやけ子ども食堂の活動がテレビ・新聞で大きく取り上げられ、各地でこども食堂がオープン!

■NHK「おはよう 日本」での放映
10月22日(木)第一回 下町こども食堂さくらのプレオープン
10月23日(金)NHK 「おはよう 日本」で私たちの活動が紹介される

■下町こども食堂 さくらと千束
✔下町こども食堂 さくら
日時 毎月第4木曜日
場所 台東区内の社会福祉法人内 集会室
*社会福祉法人・子どもクラブ・児童館・小学校との連携
✔下町こども食堂 千束
日時 第2水曜日近辺(不定期)
場所 中町会会館(浅草4-22-2)
*地元商店街と町会との連携

■貧困や虐待は可視化が難しい
・身近に困っている人がいても、気づかない社会
・助けてと言えない人達
・孤立化
・誰かの手助けがなければ、現状を改善できない状況

■子育て支援は必要か?
日本の子供・子育て関係の支出は先進国中で最低水準 高等教育予算も最低!(OECD調べ)
・子供の貧困対策を行わなかった場合の経済的損失の試算では・・・
現在15歳の子供1学年で2兆9千億円の生涯所得の損失になる(日本財団調べ)
・行政ができないところを民間が補う事も必要

■実際にやってみて感じる事
★大変な事 3つの無いからのスタート
1、場所が無い 2、お金が無い 3、人手が無い


でも、子供たちの笑顔 と ありがとうがやりがい!

RSSCアクティブシニア 20160422 RSSC

(石田 真理子さんのメッセージ)

こどもは親や自分の育つ環境を選ぶことはできません。すべての子供たちが少しでも幸せな子供時代を過ごしてほしい、そんな願いを込めて地域で子育て支援の活動を行っています。

たいとこネットはこちらより ☞ http://www.taitokonet.jimdo.com