2016年2月26日付にて6期生が参画する「一般社団法人日本クールシニア推進機構が設立され(http://cool-seniors.org 以下、機構という。)クールシニア(クールシニアの定義については3-1)事業の目的に記載)候補者の先行募集を開始しました。
RSSC修了後の活動の場の候補のひとつとして検討いただけるよう機構の概要等について以下にお知らせします。
1. 三菱総研プラチナ社会研究会レガシー共創協議会参加の経緯
2. 機構設立の経緯
3. 機構の概要
4. 今後の予定

1. 三菱総研プラチナ社会研究会レガシー共創協議会参加の経緯
世界一の超高齢社会、現役引退後も意欲はあるのに行き場のないアクティブシニア、こうした社会と個人の抱える課題を視野に、6期生専攻科のプロジェクト学習のテーマとして「アクティブシニアのための新しいライフスタイル」の研究を行い、その成果のひとつとして、『シニアの新しいライフスタイルの提案:シニアは社会の「コスト」ではなく社会の『担い手』』の提案を纏めました。そしてこの提案の具現化を目指して、2014年4月にスタートした三菱総研プラチナ社会研究会レガシー共創協議会にRSSCとして参加しました。

2.機構設立の経緯(設立趣意書より)
『2010年に三菱総合研究所(MRI)が設立した産官学よりなる“地球環境問題を解決した元気な超高齢社会”を目指す会員組織「プラチナ社会研究会」においても、2020年東京オリンピック・パラリンピックを我が国の課題解決の契機とし、レガシー(未来への遺産)の創造に向け、事業・施策の能動的な創出を目標に活動する分科会「レガシー共創協議会」を立ち上げ、平成26年4月より活動を開始している。
「レガシー共創協議会」の4つの分野別タスクフォース(TF)のうちの一つ、「全員参加・人材育成TF」では、五輪を契機にした社会課題の解決に資する基盤・仕組み作り、および2020年以降にも持続可能な仕組みとするため、公的資金の投入なく、経済的自立モデルの実現を目指す6つのプロジェクトが活動を行っている。
私たちの“Cool Seniors in JAPAN”ムーブメント(CSJM)プロジェクトでは、「オリンピック・パラリンピックをキッカケに日本を替える!」をキーワードに、“2020年までに1万人のクールシニアを創出し、東京オリンピック・パラリンピックの場を日本の誇るシニアライフスタイルのショーケースとするとともに、2020年以降はレガシーとして世界へ発信するムーブメント”を喚起することをもって、超高齢社会の日本版成長モデルを世界に発信し、“Cool Seniors in JAPAN”ムーブメントで成熟した超高齢社会へ転換することを目的として活動を続けている。2015年12月末までに体制構築および事業計画策定を完了し、2016年中には事業を開始する予定でいる。
そこで、CSJMプロジェクトを推進することを目的として、クールシニア人材を育成し、その活躍の場を開拓・提供し、世界へ発信するという活動を積極的かつ恒常的に行うためにも、公的機関として運営推進することが肝要であると考える。よってここに、一般社団法人日本クールシニア推進機構の設立を発起する次第である。2015年12月22日 設立発起人一同』

以上の経緯を踏まえ、2016年2月26日、CSJMプロジェクトのリーダーである日本応用老年学会LLP代表・柳久美子氏を代表理事として機構が設立されました。

3. 機構の概要
1) 事業の目的(機構定款より)
当法人は、2020年までに国内に1万人の“健康意識が高く、新しいことにチャレンジし、役割を持って社会に貢献し、多世代・多国民と積極的にかかわり、シンプルで自律的な生活を意識して行動するシニア”(以下、「クールシニア」という。)を創出し、2020年以降は世界へ発信するムーブメント(以下、“Cool Seniors in JAPAN”ムーブメント又は「クールシニア・ムーブメント」という。)および高齢者の福祉を増進する活動を行い、以て、超高齢社会の日本版成長モデルを世界に発信し成熟した超高齢社会への転換に寄与することを目的として次の事業を行う。
1. Cool Seniors in JAPAN”ブランドの構築および管理に関する事業
2. クールシニアの募集、育成、認定に関する事業
3. クールシニア法人クラブ(クールシニア・ムーブメント参加企業の会員組織)会員募集事業
4. クールシニアの活躍の場の開拓及び活動支援事業
5. クールシニア・クラブ(クールシニアの会員組織)およびクールシニア法人クラブの事務局事業
6. クールシニア・ムーブメントを海外へ発信する事業
7. 高齢社会問題に関するシンクタンク事業
8. 高齢者向け商品・サービス開発、高齢者活用等に関するコンサルティング事業
9. 物販事業
10. 高齢者の福祉の増進を目的とする事業
11. その他、当法人の目的を達成するために必要な事業

2)クールシニア育成と活躍の場の創生の概要イメージ
クールシニア

(←左の図をクリックして下さい)

 


3)活躍の場のイメージ
クールシニア・ムーブメントの先行事例としてサクセスフル・エイジング・コミュニティ(SAC)みなと大学(http://sac-minato.net)があります。SACみなと大学は、日本応用老年学会LLP(港区、代表:柳久美子氏)が事務局を務め、東京都港区在住のアクティブシニアを中心に、一般会員、企業会員、学生ボランティアから構成される“学びを軸としたコミュニティ&企業のシニアマーケティングの場”で、2011年から“健康で、賢く、美しく、逞しく、豊かなシニアライフを実現する”をキーワードに活動を続けています。(SACみなと大学は文部科学大臣が認可する「大学」ではありません。)
毎月第1土曜日の全体での参加型講義の他に、芝浦工大COC事業ものづくり特別講座共催、法人企業会員へ提案を行いシニア向け新商品・新サービス・新規事業企画分科会の開催、富士通未来会議へのメンバー参加、ソフトバンク・シンプルスマホ教室へのシニアクルー派遣などを行ってきています。

クールシニア・ムーブメントにおいても機構会員企業・クールシニア法人クラブ企業と連携して活躍の場を創生していく予定です。

4. 今後の予定
2016年 4月1日~9月30日 スタートアップステージ
クールシニア育成カリキュラム作成、クールシニア活躍の場創出とトライアル、ムーブメント発信、体制整備
2016年10月1日 事業本格開始予定

機構が設立されたとはいえ10月の事業本格開始までに準備すべき事は山積みです。そして機構活動の主役はクールシニアです。事業の主旨に賛同してスタートアップステージから参加し、クールシニア・クラブに入会してくださるクールシニア候補者を先行募集中です。詳細の問い合わせは、6期生:名古屋美鳥(minagoya@carrot.ocn.ne.jp) 迄お気軽にご連絡ください。

 ☆一般社団法人日本クールシニア推進機構 webサイト  http://cool-seniors.org ☆