ホームカミングデーの備忘録

坪野谷雅之 (RSSC社会貢献活動サポートセンター顧問)

 RSSCのホームカミングデー(以下、HCD)は、手元資料からいくつかの印象的な事例を紹介します。RSSC開校の08年度には、RSSCも立教大学の組織体であるから、RSSCの修了生も当然大学校友会の会員に準じて、HCDに参加する提案が認められました。早くも09年度にはHCDで故立花隆先生の公開講演会を開催、オープンマーケットはテント一張りを使い一期生中心に上野原市さいはら地区(限界集落)のまちおこし物産展(蒟蒻・豚汁・ジャムの販売)を開きました。10年度は「旧自然交流研究会」が沼津市戸田地区で自ら田植の米やミカン・塩を出店し、同時に受講生の持ち寄りの品で東日本大震災バザーを開催し、売上金をあしなが育英会東北支部に寄付をしました。

 16年度は「NPOコットンドリームいわき」が自家栽培によるコットン製品の受注販売、「旧プラチナ社会創造研究会」が秩父の火祭りのPRと「イチローモルツ」の試飲会を2年続けて大変な賑わいを見せました。豊島区の国際芸術都市のポスターも展示しました。テント前にお揃いの鮮やかなアロハシャーツでの「ウクレレ合唱団」の演奏も人目を惹き、以降HCD全体の恒例のイベントとなりました。

 19・22・23年度と甲州市の『ぶどうの丘』と連携したワインの試飲会は、長蛇の列ができるほどの人気でした。23年度は午前中の大雨で午後から晴れ上がり、特に多くの若いワイン愛好家にも人気が出ました。一方、同窓会が教室を借りての修了報告書の発表会や講演会はHCD始まって以来のイベンとして特記されます。22年度からは「RSSCユネスコクラブ」も参加しました。関係各位のご尽力で、今年度も時計台をくぐり4丁目にテント三張りを借りて盛大に出店予定で、今やRSSCはHCDの名物出し物としての地位を確保するに至り、今昔の感に嬉しい限りです。

 

              

この記事の投稿者

編集チーム 十六期生