12月度オリパラ勉強会が17日RSSCラウンジにて行われました。今回は、立教大学院生で、立教オリパラ支援研究会代表である中村真博さんをゲストにお迎えしました。

 中村さんたちが主催した「2020東京大会ボランティアの魅力を語る」講座に参加した会員から報告がありました。そこで、パラリンピアンである千葉祇暉氏から「都庁にゲストとして招かれたのに、都庁内のエレベーター前で誰も譲ってくれないまま、待たされて会議に30分遅れた。皇居前で転んで動けないまま15分、道行く人が誰も助けてくれなかった。」など、日本の現状の具体例を突き付けられ、本当のおもてなしとは、何だろうという事を会員で考えました。本当の意味での優しい国を目指して、パラリンピアンや障碍者や高齢者、困っている人たちに、一歩踏み出して手助けしていこうという意見も出ました。

 また、今回の勉強会のテーマ「ゴールボール入門」では、レジュメ、パワーポイント、動画などをみながら、ルールや選手たちについて学びました。中村さんが持ってきてくださった公式球を出席者で実際に触らせてもらい、その硬さや感触、ボールに入っている鈴の音を実際に聞くことが出来ました。ゴールボールはまだ馴染みの少ないパラスポーツですが、ロンドンパラや、アジアパラで金メダルを取っている、東京2020大会でも期待できる競技であります。今年3月まで立教大学生であった若杉遥選手(現ALSOK所属)も女子日本代表として参加しています。ぜひみんなで応援していこうと思います。

 最後に、出席者が一言ずつ感想を述べて、東京2020大会にボランティアとして、また実際に会場に行き応援者として、それぞれが出来ることで盛り上げていこうと話し合いました。

(2018年12月18日記 新保美香)

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オリンピック・パラリンピックレガシー研究会