50年振りに女子大生になって

11期生会顧問 佐藤 眞里子

 『50年振りに女子大生になる』、会社を退職した際に周囲からこのあとどうするの、と聞かれた時の答えである。
2017年春、新しい鞄、筆記用具、学生証などを抱えかなり薹の立った女子大生は晴れて立教大学の門を潜り、期待に満ちた学生生活をスタートさせる。ピント張り詰めた空気や講義、カリキュラムや単位取得など変わらないものもあったもののやはり時代は50年前とは大きく異なっていた。

 ゼミ仲間は自由業や初めて大学生となる人、長く公務員を勤め上げた方、介護に携わった人など経歴は様々であり、暫く経つと講義とは別にこの仲間たちとの交流を通して得るものの大きさに気が付きだした。
長く過ごした会社員生活では知らず知らず自分の中でそれがスタンダードとなってしまっていた。しかし異なる環境の彼らと触れ合ううちに、「こんな世界があった、こんな見方もある」と自身の世界が広がっていくことに目を見張る思いがした。

 私たち11期生が2018年に本科を修了してから8年、その間社会や世界情勢はかつてないほど変化し、特に2020年からのコロナ禍はその後の生活や価値感、常識を一変させ我々シニア世代もまた例外ではない。在席した当時、オンライン授業は殆ど行われておらず、AIはまだ懐疑的であったがあっと言う間にいまや不可欠なツールになったのは言うまでもない。

 困難な時代ではあるが、RSSCでの時間は得難く、修了後に活力ある暮らしに寄与する確かなものでありこれからも続くことと信じている。
私自身も修了後は同窓会活動や同好会、期生会などに参加、仲間達との交流を通し現役時代より幅広く新しい形のセカンドライフを楽しんでいる。

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編集チーム 十七期生