10月の活動に引き続き、第2回目となる「荒川砂村ビオトープ環境保全観察・学習会」を、2026年1月29日に実施しました。当日は寒波到来により都内でも降雪の可能性が予報されていましたが、実際には比較的穏やかな気候の中での活動となりました。
午前中は、NPO法人ネイチャーリーダー江東代表の阿河眞人先生により、「江東区内におけるビオトープの在り方」や「NPO法人としての活動内容」、行政との関係性、市区町村ごとの方針の違いなどについて講義を受け、市民活動が果たす役割の重要性を改めて学びました。続いて、立教大学スポーツウエルネス学部准教授でRSSC講師でもある奇二正彦先生より、「ネーチャーポジティブ」「生物多様性・自然共生サイト」「スマートフォンを活用した市民科学調査の可能性」などについて、江東区東大島文化センターにて講義を受けました。
昼食後は荒川砂村エコスポットへ移動し、植物調査アプリを活用しながら冬季の植物観察を行いました。その後、絶滅危惧種であるナンバンギセルに配慮しつつ、葦(よし)の群生を鎌で刈り取る保全活動を実施しました。
当日は13名が参加し、講義と現地での観察・保全作業を通じて、ビオトープ保全の実情を体験的に学びました。参加者からは、座学や見学だけでは得られない「現場で体を動かすこと」の重要性を実感したという声が多く寄せられました。
「ビオトープは単に自然を残せばよいものではなく、その土地の環境条件に合わせて植物や生物を選び、長い時間をかけて維持・管理していく必要があることを、実際の作業を通して理解できた」「計画通りに整備し続けることの難しさは、現場で説明を受け、作業工程を目の当たりにして初めて実感できた」といった感想や、冬季の保全作業についても「寒さの中で鎌を持ち、実際に草を刈る体験をしたことで、担い手不足が深刻な課題であることを実感した」といった声がありました。あわせて、冬であってもツグミなどの鳥類が確認され、他の生物も春を待ちながら生息している様子に触れ、生態系が季節を通じて連続していることへの理解も深まりました。
さらに、「これまでビオトープや環境保全に関心はあったものの、環境保全は“知ること”よりも“関わり続けること”が重要だと改めて感じた」「短期的な成果や効率を求めるのではなく、終わりのない継続的な取り組みであるからこそ価値がある活動だと気づいた」「長年にわたり地道な活動を続けてきたNPO法人ネイチャーリーダー江東の関係者の尽力に敬意を抱いた」といった、体験を通じた意識の変化も多く見られました。
あわせて、「ボランティア募集におけるインセンティブの必要性」「NPOと行政との役割分担や連携のあり方」「ボランティアの高齢化と、若年層を巻き込むための工夫」など、今後の活動を持続可能なものとするための課題や問題意識も共有されました。
一般社団法人アクティブサポーターズでは、今後もNPO法人ネイチャーリーダー江東とは、継続的に活動を続けてゆく予定です。ご興味のあるかたは、ご参加お待ちしております。
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