名画(美術)鑑賞友の会 クレマチスの丘美術館鑑賞記

 鑑賞日 2017年3月6日 雨
場所  静岡県長泉町クレマチスの丘(三島駅よりシャトルバス25分)
美術館 ベルナール・ビュフェ美術館、井上靖文学館、ヴァンジ彫刻庭園美術館
料金  共通券 学割1100円
参加人数 10人

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事前学習・ベルナール・ビュフェ

ベルナール・ブュフェ(1928~1999)は、フランス生まれ。黒い描線と抑制された色彩によって、第二次世界大戦後の不安感、虚無感を抽出し共感を呼ぶ。当時の若者に多大な影響を及ぼしたサルトルの実存主義やカミュの不条理の思想の具現化として映り旋風を巻き起こし、「線の画家」とも呼ばれる。

この画家の作品を集めたベルナール・ブュフェ美術館が駿河銀行の重役(岡野喜一郎)によって創設され三島にあるクレマチスの丘にあると事前学習で学び、総勢10名で出発。

メンバーの感想

目的のベルナール・ビュフェ美術館は生憎の雨の為に人がパラパラの状態。前回のマリーアントワネット展の混雑ぶりとは別世界、ゆっくりと観賞することができました。

美術館の入口にある、カフェでちょっと早いけど昼食。参加メンバーの感想は、今までの美術鑑賞後の言葉としては聞いたことのないものばかり。「長い。すべてが縦に長い。」「顔も長い。暗い。美しくない。」「色調が暗い。心の闇なのか。」「別の作家の絵があるとホッとする」「あんまり好きじゃない」。美術館の入口にあるシンボル彫刻「パピヨン」の長い足を見て「ダメ」「気持ち悪い」と散々。こんな感想の時もあるんですね。

また来よう

しかし、クレマチスの丘は屋外にあるから晴れた日でなくてはと思い込んでいた参加メンバーも、カフェの周りの雨に打たれてしっとりとたたずむ木立の風情に、雨の日もいいなあと気づかされた一日でした。井上靖文学館と彫刻庭園美術館も見学し、花が芽吹く4月以降にまた来ようと思った人も多くいたと思います。

(坂田俊次 記)

この記事の投稿者

八期生編集チーム