RSSCユネスコクラブでは、9月20日(日)江東区文化センターホールで開催された国立劇場主催の文楽鑑賞教室「大人のための文楽入門」に会員10名で参加してきました。

 文楽はユネスコ無形文化遺産の一つとして登録されています。今回は文楽初心者が集まって少しでも日本の伝統芸能への理解を深め、ユネスコ活動の一助として行こうという趣旨の元に実施されました。

 演目は「二人三番叟」と「仮名手本忠臣蔵」のうち「山崎街道出会いの段」「二つ玉の段」「身売りの段」「早野勘平腹切りの段」、そして間に解説として文楽人形の動かし方が実演されました。「二人三番叟」の人形はとても綺麗で動きも華やかです。人形の造形美に心が奪われました。解説の際には人形の中も見せていただき、具体的にここを引っ張るとこのように人形が動くよと教えてくださったのは、非常に興味深かったです。また太夫の方が声色で老若男女を使い分ける技術も紹介されましたが、見事で感心しました。

 「仮名手本忠臣蔵」はとても長いお話であり、有名な討ち入りの場面までに至るいろいろなエピソードの中の一つが演じられているということなので、全体が頭に入っていない私にとってはピンと来ないところもありました。それでも話の筋やセリフは現代でも通ずるものもあるので、うっすらと文楽というものが分かってきたような気がします。

 それにしてもくるりと回転する床など動きがある舞台装置と、生の舞台から感じられる音響や振動の迫力はダイナミックで、それに対比する人形の優美で滑らかな動きはまるで本当に生きているかのようです。円熟した技術の素晴らしさを感じざるを得ませんでした。個人的には次は心中物を見てみたいと思います。

 当日は悪天候のため、舞台の前で記念写真を撮って散会しました。今後もRSSCユネスコクラブでは文楽以外の無形文化遺産も含め、いろいろなジャンルへの理解を深めていくつもりです。

14期生 荒井哲男

この記事の投稿者

編集チーム 十七期生