立教セカンドステージの同窓生の皆様へ

黒木龍三(RSSC専攻科ゼミ担当教授)

 OB、OGの皆様、ご卒業後もお元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。

 私も、今年で71歳を過ぎましたが、なんとか頑張っています。2年前にコロナを患い、後遺症もあって苦しみましたが、幸い?夏休みにちょうどかかりましたので、皆さんにはご迷惑をおかけせずに済みました。コロナは変異を繰り返し本当に恐い病ですが、人混みでは必ずマスクをするように心がけています。

 人生は、光陰矢のごとし、で、かつ、学なり難し、と云われますが、皆さんはそれに果敢に挑戦されて、立派な論文を仕上げられました。頭の下がる思いです。私も、みなさんに負けじと、目下、50年前に書いた学部の卒業論文を見直して、その修正版を仕上げている最中です。論題は、Unequal Exchange---International Trade, Capital Movement, Diminishing Harvest, and Partial Specialization、というもので、先進国と発展途上国の利害関係を理論的に考察する内容です。新しい挑戦を含みますので、モデルの計算などに誤りがないことを願いますが、今さらどんな評価を受けることやら、と冷や汗ものです。

 恥は旅のかき捨て、といいますが、学問については羞恥心を捨ててでも、いつまでも向上心を失いたくないものです。

 黒木ゼミのOB、OGの皆さんとは、今でも時々、食事をご一緒などして楽しんでいます。皆さんも、ぜひ連絡を取り合って、触れ合いの輪をいつまでも絶やさず、セカンドステージを色鮮やかに染め上げて行きましょう。

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編集チーム 十六期生