「三浦半島 京急沿線徒歩巡り」のゴール「三崎口駅」を目指し、12月5日、京急久里浜駅を12時30分にスタート、進路を三浦海岸駅へと取る。風も凪ぎ防寒装備をした我等RSSCワンゲル部一同は少し汗ばむほどの陽気に恵まれる。YRP(yokosuka Research Park)野比駅を過ぎた辺りから「山沿いコース」から海岸線へとルートを変え、「京急長沢駅」-「津久井浜駅」-「三浦海岸駅」を134号線沿いに進む。金田湾ではウインドサーフィンに興ずる若者達の手腕に暫し目を転ずる。それにも増して強烈だったのは、砂浜に櫓を組み、三浦大根の天日干しのシーン。これには圧倒される。まさしくSeeing is believing!2週間後に市場に沢庵漬けとして出回るとのこと

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宿営地の『マホロバマインズ三浦』には16時前に安着。湯ったりとくつろぎ、17時過ぎ、シニア・ウーマンパワーでごった返すバイキング会場でお腹を満たす。満漢全席に三崎の鮪の区別あたわず。4階の大浴場から遠望した夕映えの富士山、水平線の彼方から昇る太陽の荘厳さに、時の経つのも忘れて魅入る。翌12月6日、京急久里浜線の終着駅「三崎口駅」までの上り急坂一駅2.5㌔を、40分で一気に登りきる。

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これで三浦半島 京急沿線徒歩巡りは横浜駅より三崎口駅までを完歩した。横浜駅から29駅、京急路線距離43.5Kmを5回で完歩した。                                      その後、自然が造りだす絶景の景勝地、城ケ島巡りを楽しむ。西端の標高30メートルの崖上の長津呂崎の灯台は江戸幕府後期、海防の為に横須賀製鉄所に招聘していたフランス人技師に建設を依頼したこと、観音崎灯台、野島崎灯台、品川灯台、樫野崎灯台に次いで五番目であることを碑文で読みとり、当時海防に腐心した幕閣たちを偲ぶ。北原白秋の詩碑の文字が古いのと(没後七年、昭和24年に建立)達筆なあまり、『雨はふるふる城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる・・・♪』を読めない一幕も。

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己の体力を知り、加えてチョッピリ歴史放浪も試みられる「ウオーキング」、開始して山手線一周、中央線(東京~高尾)に続き今回で三回目を迎えて横浜~三崎口30駅の行程を予定通り完歩した。       来年の候補地を東海道、富士山外周、日光旧街道、箱根駅伝の往路のゴール、芦ノ湖までetcを挙げてこれから検討する予定。皆様の参加を心よりお待ちしております。                     (文 小泉、写真 藤田)