5月12日(日)、武蔵野の森総合スポーツプラザで、天皇杯第47回日本車いすバスケットボール選手権大会の決勝戦が開催されました。

 私たちRSSCオリパラ研では、昨年に引き続き、有志で3位決定戦と、優勝決定戦を観戦、選手たちを応援しました。

 長い歴史のある、車いすバスケ日本一を決めるこの大会ですが、昨年第46回大会の際に、障がい者スポーツの大会として初めて天皇杯が下賜されました。(ちなみに、第45回大会までは、内閣総理大臣杯を争っていました。)
 その意味では、日本のパラスポーツとして画期的な出来事です。これで、障がい者スポーツが、やっと健常者のサッカー天皇杯や、大相撲の賜杯と同じレベルにたどり着いたという見方もできます。

 今年は、天皇杯となって2回目、令和として初のチャンピオンを決める戦いです。
 5月12日の試合結果は、3位決定戦ワールドバスケットボールクラブ(本拠地:名古屋)が、パラ神奈川スポーツクラブを、第3ピリオドまでの劣勢をはね返し、54対45で逆転勝ちを納めました。また、注目の優勝決定戦では、昨年までこの大会10連覇を果たしている宮城MAXが、埼玉ライオンズを71対35で破り、堂々のV11を果たしました。日本選手権は、男女混合チームで戦うのですが、宮城MAXの女子選手、藤井郁美選手の最多得点が同チームの優勝の原動力となりました。

 東京2020大会では、車いすバスケは、男女別チームとなりますが、男子・女子とも、メダルを充分に狙える位置にいます。楽しみです。
 オリパラ研では、来年のパラリンピックを目指して引き続き、さまざまなパラスポーツを楽しく勉強して、観戦と応援を重ねていく予定です。

車いすバスケにご興味のある方はぜひこちらのサイトもご参考にしてください。
https://tokyo2020.org/jp/games/sport/paralympic/wheelchair-basketball/

オリンピック・パラリンピック・レガシー研究会
寺久保守男(10期生)