立教セカンドステージ大学 8期生クラブ活動絵画鑑賞友の会  活動報告書(第10号)

活動テーマ: 文 楽 鑑 賞 会                                 参加者 : 12名
実施日時:2016.9.5 11:00~15:00   活動場所 :国 立 劇 場

鑑    賞   記

 今回の文楽鑑賞会は50周記念公演の「一谷嫩軍記」の第一部の鑑賞でした。
平家物語の中でも一ノ谷の戦いで命を落としたと言われる無官太夫敦盛、その首を取った熊谷次郎直実の人形浄瑠璃の悲劇の挿話です。
物語の構成は初段=堀川御所の段・敦盛出陣の段、二段目=陣門の段・須磨浦の段・組討の段・林義家の段で上演されました。
 初段では、源義経からの詠歌の指令で直実に合戦の命令が伝えられ、敦盛の祝言からの出陣の姿が演じられました。
二段目は、合戦で直実は敦盛の身代わりとして息子小次郎の首を討つという壮絶な筋が描かれ、平家物語での「敦盛最期」に相当する組討では、遠見の人形が演じ「どうど落つ」で遠見の人形から本役の人形に入れ替わる人形らしい演出が行われました。
 私の地元熊谷では、熊谷直実は日本一の剛の者として駅前に銅像が建っておりますので感情移入して鑑賞できました。楽屋裏では齋藤様の御子息様にお会いし、若き青年が文楽に携わる姿が頼もしく思えました。 (髙山民惠記)

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8期生クラブ活動報告10

名画(美術)鑑賞友の会主宰  渡邊敏幸  tokyo.tomine-toshi@ezweb.ne.jp